就活③

だんだん寒くなってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。ブログのタイトルを「やれやれ獣医の留学→就活日記」に変えようか、と考えているYareyareです。

今回はワタクシの就活状況と、現在の心境をグダグダまとめました。以前書いたものと重複する箇所があり(す・・すみません・・まとまっておりませんで)読みづらいかと思いますが、自分の気持ちを整理するためにも書き残しておきます。気持ちが滅入る話が多いですが、ひとつ申し上げておきたいのは、多くの方々に助けていただいているということです。日本での知り合いやお世話になった方々をはじめ、オランダやカナダで知り合った方々、カナダやアメリカの学会で5分だけ話した方々などなど、いろーんな方々を頼ってはお力添えいただいています。まだ良い報告はできませんが、ほんとうにお優しい方々からの温かい応援のお気持ちがあって、今も頑張ることができています。ありがとうございます。

以下時系列に沿って私の気持ちをつらつらと書いていきます。

 

就活を始めた当初は(2021年12月)、主にヨーロッパを中心に就活してきました。希望する職種や、応募先の団体の本拠地がヨーロッパにあることが多かったからです。最終面接も受けて(2022年3月)手応えがあったものもありましたが、残念ながら内定を頂くことはできませんでした。面接の結果が出たのが2022年6月です。手応えがあったので、結果が出るまでの3か月ほど安心してしまいましたが、気を緩めずに、引き続き公募を探しては応募するべきでした。この経験以降、カナダ国内を中心に就活しています。

 

2022年8月に博士課程を修了したらまず、就労許可証(work permit)を申請しました。学生から社会人という立場に変わるので、まずカナダに外国人労働者として滞在する許可が必要です。就労許可証にはClosed(特定の雇用主の下でのみ働ける) と Open(どこでも働ける)の2種類があり、私はopenタイプのPost Graduation Work Permitに申請しました。これはカナダの教育機関を卒業した人しか応募できず*1、私の場合は3年の博士課程を修了したので、無事に許可が下りれば3年という比較的長い期間、滞在できる可能性が高いからです。あと、ポスドクはあくまでも仮の進路だったので、後に大学外の団体や民間企業で働くことになった場合を想定して、雇用主が限定されないオープンタイプの許可証にしました。ただし、申請してから3か月が経ちますが未だに結果待ちです。トロいです。でも結果を待たずして、申請したその時点からフルタイムで働けるので、現在合法的にポスドクとして働きながら職を探しています。

 

さて、カナダ国内の公募をみるといろいろな職種があります。私の強みや希望する職種は、カナダ政府や国際関係の団体が多かったので、そちらに絞って応募してきました(2022年4月ごろ~)。職種によってはカナダ国民や永住権が無いと申請できないものもありますが、就労許可証を持った外国人でも応募できるものがあります。その中から、自分の経歴に合って面白そうなものをいくつか見つけたので、カバーレターと履歴書を準備しては応募。しかし、書類審査も通って、面接を受ける最終段階まで到達しているはずなのに、なぜかその後一向に連絡が来ない。そんな経験ばかりしてきました。後に判明しますが、外国人がカナダの公的機関に正規雇用されるには、永住権を持っていないと圧倒的に不利な場合がほとんどのようです。当然私は持っておらず、その話を聞いたのが2022年9月ごろ。もちろん団体にもよりますし、一概にはいえませんが、話を聞いて妙に納得しました。

 

そこから軌道修正をし、現在は主に民間企業に絞って就活しています。ただ私の紆余曲折した妙ちくりんな経歴に合うような公募は少ないです。(日本の)獣医師免許を持っていることや、オランダ・カナダで得た学位、いろんな国に住んで外国語を習得してきた経験など、これらは私の強みでもありますが、偏屈すぎて活用できる機会がおそらく限られます。また、民間企業に応募しても現在のややこしい状況(就労許可は申請中で、まだ下りていないけど合法的に働けること)を説明せねばなりません。説明しても「?」という反応だったりもします。ま、そりゃそうだわな。

 

カナダで働くのなら、後々のことも考えて永住権を取っておいたほうが良いので、永住権を申請できるような職歴を身に着けておいたほうが良いでしょう。こちらもいろいろやり方はありますが、私の場合一番スムーズにいくのは、専門性を活かした職種で最低1年間フルタイムで働くことかと思います。言い方を変えれば、カナダで1年間みっちり働いた経歴がないと、永住権を申請するのは難しいかもしれません。あと、ほかにも英語の試験を受けたりいろいろせねばなりませんがそれは後の話。カナダで希望するような職業に就くには永住権が必要だけど、永住権を申請するにはカナダで働いた経験が求められる・・・にっちもさっちもいかないこのような状況を英語では It's a catch-22 というそうです。トホホ。

 

もうこの際、なんでもいいから永住権を申請するのに適した仕事を手あたり次第に探して応募しようかとも考えています。今までは、自分の強みが活かせる(希望する)職種に偏り過ぎたのかもしれません。自分自身が発展できなさそうな職種は避けてきましたが、そうもいってられないかも。なんなら、ポスドクの契約も1年間に設定して交渉したほうがよかったかも・・・といろいろ考えます。どうしたらよかったのか、タイミングの問題もあるし、正解はわかりません。運任せの部分も正直、大きいです。でもカナダで得た学位とは関係なく、獣医師であることも求められず、国際経験も活かせないような職種に応募してもなあー。グダグダ。

 

ぶつぶつ文句をいっても始まらないので、引き続き探しては応募していますが、なんせ結果が出るまでエライ時間がかかります。もちろんあちら側の事情もいろいろあるのだろうけど、時間だけが過ぎていく・・・。

ポスドクの契約期限が迫ってきています。健康保険も同時に切れます(たぶん延長できるけど)。就労許可証もいつ下りるのかわかりません。

 

卒業後、職が見つからずにしばらくカフェでバイトしていた友達とか、

卒業後しばらく、健康保険未加入のまま暮らしていた友達とか、

いろいろ話を聞きます。

 

危機感?バリバリあります。そのためにおよそ1年にわたって就活してきましたが、さすがにしんどくなってきました。半年後、なんなら1,2か月後の予定もわからないので、長期的な計画も立てられません。

 

日本に帰るのはおそらく一番簡単だし、日本はやっぱりいい国です。でもカナダもけっこう好きです。

 

もう少しがんばります!

*1:PGWPに応募するにはほかにもいろいろ条件があります