ディフェンスが終わってぷはーっと一息つく暇もなく、3日後にはアメリカへ飛んできました。なかなかハードなスケジュールですが、ずっと楽しみにしていたのでウキウキなYareyareです。しばらくぶりの海外です。
恒例のADSA(American Dairy Science Association)の学会に参加してきました。今年の開催地はカンザスシティ・ミズーリ州。
アメリカのど真ん中に位置していて、名物はバーベキュー料理らしいです。え?バーベキューって焼くだけちゃうの?
昨年と一昨年はオンラインでの参加だったので、ようやく今年は念願叶って対面での参加となりました!イエーイ!
結論からいうと、オンラインと現地参加はぜんっぜん違います!研究内容を知るのがもちろん主な目的だけど、やっぱり人と人とのつながりなんだよな~と、思います。肩書き、研究分野、職種、住んでいる国、年齢、国籍などなど・・・本来ならば出会うことの無いような人々が一堂に会して互いを理解しようとしていること。ニンゲンってやっぱりいいよなあ、by やれを
日本にいた時に、短期間だけご一緒させていただいたアメリカ人の先生とも6年ぶりに再会することができ、定年退職されたかもしれないと思っていたので、しみじみ喜びを噛みしめながらお話ししてきました。これから座右の銘は「一期一会」にしよっかな~
さて、学会の本プログラムは3日間にわたって開催されましたが、全てのイベントを含めると6日間にも及ぶ長丁場なものでした。市街地にある大きなコンベンションセンターを貸し切って催され、いくつもの部屋でいろんな講演が同時進行されていて、会場外でも協賛会社主催のイベントなどが数々行われていました。マスクを着けている人はほんの一握り。
毎日のおおまかな日程は
7:30-9:30 ポスター発表
9:30-12:30 午前の部(口頭発表、シンポジウム、等)
お昼休憩
14:00-17:30 午後の部(口頭発表、シンポジウムとか、ワークショップもありました)
18:00以降は日によって ネットワーキングイベント、こじんまりとした規模でのインフォーマルなディスカッション、セレモニー、夕食会等々があり、夜はビール醸造所での親睦会も。
あ、1日目にポスター発表をしましたが、朝早い時間にも関わらずけっこうな人数がポスター会場へ来ていて、いろんな方々と談義することができました。会場には無料コーヒーも用意されていたのでありがたい。口頭発表でもよかったのですが、ポスターのほうがいろんな人とじっくり話すことができるのが醍醐味かも。ディフェンスの後だったので、質問には難なく答えることができました。まあね。
ま、発表はええんですよ。今の私にとっては就活が喫緊の課題なのですが、他にも就活生がちらほらいました。ポスター会場の一角には就活コーナーが設けられていて、求人情報や自分の履歴書を貼っておけるスペースがあり、私も自分の履歴書を掲げるため参戦。求人情報をざっと見た感じではアメリカ国内での大学教員や飼料会社でのポストが多かったように思います。いろいろ見てひとまず情報収集。
そのほかにしたことといえば、あらかじめ学会のプログラムから当たりをつけておき、当日聞きに行って質問をし、「実は就活しているのですが・・・」と名刺を配り散らすというもの。あとはネットワーキングイベントへ行き、初対面の人にも果敢に話しかけにいって(旅の恥はかき捨て、あ ちゃうか)会話をしながら名刺と印刷した履歴書を押し付けてきました。
あちらから名刺を頂いたり、履歴書を見てくださったりと、いろいろ快く対応してくださる方々ばかりでしたが、いざ就職口はあるの?となるとちょっと話は違ってくるかも。「今は募集していないけど、今後なにかあったら報せるわ」とか「ふむふむ。ワシの部署では募集していないけど、他の部署にあーたの履歴書を回してもええか?」とか。ま、そこは良好な関係を築きながら、気長に待つしかありません。あとは同じラボの学生にも「就活してるねん」と言いふらしていたので、気を遣っていろいろな人を紹介してくれる心優しき友もいました。ほんまにありがたやー。
ただ、外気温30度越えで日差しの強いカンザスシティー。薄手のジャケットでも暑く、久しぶりのパンプスで靴擦れ。体力的にも精神的にも過酷なトレーニングとなりました。
無事に学会を終え、皆がカナダへ帰るところ私はちょっくら寄り道してきまーす。
次回へ続く