全米乳房炎協議会 パート3

続き

~2日目~

本日はいわゆるザ・学会のプログラムで、一日を通して何らかの発表が行なわれていました。

午前中の開会の挨拶から始まり、演者の方々が次々と発表していきます。乳房炎対策のイノベーション(Wageningen大の先生が講義していました)やら、世界各国の乳房炎事情(アメリカ、スイス、カナダ、オーストラリア、チリ、中国の代表者がそれぞれ発表。来年は日本からもぜひ!)やらがあり、ランチを終えて午後の部へ。

午後は二手にわかれ、本会場では乳房炎の原因菌ごとにそれぞれの専門家が30分ずつ講義をし、小会場では学生たちが15分ずつプレゼンをしていく形式でした。ちなみに1日目のミネソタ大の学生も発表していて後に表彰されていました。学生たちの発表を見た印象では、搾乳ロボットに関する研究が多かったように思います。

途中1時間の休憩があり、会場内に展示されているポスターを見て回りながら発表者と意見交換をし、3時のおやつ(ハーゲンダッツのアイス!わ~い)も食べられて大満足。

 

~3日目(最終日)~

本日のお題はコミュニケーション。イギリスからの発表者たちがコミュニケーションについて続々と講義していました。農家と獣医との会話の在り方に関する話では、壇上で農家役と獣医役がロールプレイ形式で会話をし、会話の良し悪しを審判が並行して判断し、「良い」「悪い」の札を上げていきます。獣医が農家に指導するのではなく、獣医が農家に質問をしていく過程を経ながら共に対策を考える、というふうに会話の趣をギアチェンジすることの大切さを強調していました。Motivational Interviewingという手法のようです。

長いランチを終えてから、成績優秀な酪農家の方々の表彰、各部会からの活動報告、予算報告、先月亡くなられた元会員の追悼式など諸々をどわーっとすませて閉会しました。

 

ホテルのすぐ隣にはユニバーサルリゾートとかディズニーリゾートとかがあったのですが、翌日朝5時にホテルを出発しなきゃならんかったので、来るときも去るときも仄暗い中、遠くにぼんやりと拝んだだけでした。

~おしまい~