子牛の育成セミナー パート2

ありゃりゃ。間がだいぶん空いてしまいました。すんません。

覚えているうちに書かねば!

~前回の続き~

 

・個別飼いと群飼について

「『群飼にすると病気が広がらないか心配です』との質問ですが、研究によって結果はまちまちで、群飼にすると必ずしも病気が起こりやすくなるわけではない」ようです。「オールインオールアウトを徹底すれば問題ないと思います」とのことで、さらには「社会性を高める意味において、早い段階でペアで飼うことをオススメします」だそうです。

 

午後は、最近新しく哺乳ロボットを導入した農家さんの発表がありました。年齢は40代くらい、若手のイケイケ農家さんです。

なんと生後1日目の子牛から哺乳ロボットに慣れさせるようです。

「いや~、せっかく機械を買ったんで、最大限に活用しないとと思って」だそうで、今の一日あたりの増体は1kg超。

 

「ロボット哺乳だと病気が広がらない?」との質問がありましたが

「いや、むしろミルクを飲む速度が変わったりしたら、ロボットで全部わかるので、具合が悪い子牛を早く見つけられるようになった。あと個体ごとのバラツキが少なくなった」との回答でした。

ほかにも「体重測定とかデータを集めて比較しないと、どれだけ改善されたかわからないのでモニタリングが大事」とのことでした。

 

情報が有益かどうかはさておき、今のカナダの酪農事情が少しは伝わったでしょうか。カナダと一口に言っても、州によって酪農事情はかなり違うようなので、引き続きアンテナを張りながらがんばりまーす。