全米乳房炎協議会 パート2

~続き~

午後のコースは「PCDARTを使った乳房炎対策法」(参加者6名)

こぢんまりとしたグループで、参加者のうち4名は現地で活躍する産業動物臨床獣医師。なんて言えばいいのかわかりませんが、ちょっとユルいような、なんか懐かしいニオイがします。牛群検定のようなシステムを使い、グラフの見方やレポートの作成方法などを学ぶもの。

 

講師が前で説明して、各々自分のパソコンで操作していくのですが、パソコンの不具合のため後ろに座っていたベテラン獣医が私の隣りへやってきて、一緒に作業をすることになりました。

 

私以外の参加者はみなPCDARTを使ったことのある方ばかりで、みなサクサク作業を進めて行き、このシステムに初めて触れた私は講師の指示についていくのに必死。それを横から見て「自分もなんとか力になりたい!」と思ったのか、横から口出しを始め、ときどき間違った指摘もし、それに後から気づいて「わ、ごめん!間違えた」という素敵なおじいちゃん。おほほ。

 

さらには、

講師「該当する牛が見つからない場合は、このボタンをクリックします」

おじい「あー、そのボタンは必要じゃな。

 

・・・なんせ堆肥場に落っこちていることもあるからな」

 

と横でボソリ。思わず吹き出すyareyare。

システムを使いこなすまでには至りませんでしたが、おもしろいコースでした。ハイ。

 

晩の懇親会では、講師の先生方や乳汁の検査関係の仕事をしている方と話す機会があり、「今アメリカで一番問題になっている乳房炎原因菌はなあに?」とざっくりとした質問を投げかけたところ、「うーん、1コに絞れないから5つ答えてもいい?Klebsiella、Strep.uberis、S.A.、Prototheca、Lactococcus/Enterococcus。この5つかな」とのこと。

 

もうちょっと続く~