アジア人差別

カナダもだいぶん暖かくなって、外でちょっと体を動かしたらゼイゼイ。でも筋トレは頑張りたいyareyareです。なんのことやら。

 

コロナウイルスの影響でアジア人が差別を受けていると報道されて久しいですが、今回は個人的に経験したことをご紹介。

といっても、幸いなことにカナダであからさまなアジア人差別を受けたことは1回ほどしかありません。スーパーの駐車場で、見るからにおかしい様子のおじさんが車を走らせながら、「〇▲チャイナー!」と叫んできたくらい。私のほうを見ていたので、たぶん私に向かって言っていたのでしょうが、何を言っているのかはっきりとは聞こえなかったよん。

あとあったことといえば、ある週末の朝に信号が変わりそうだったので慌てて横断歩道を渡っているときに、なんか声が聞こえてきました。渡り終えてからふと振り返ると、男性4人がひとかたまりになってこちらを見ていて、周りに人影は無く、声の出処と雰囲気からしてどうやら私に向かってなんか言っていたようです。が、全然聞いていなかったので、何を言われたのか全く不明。ははは。なので人種差別だったのかはわからず、ただからかっていただけかも。ま、いずれにしても反応しなくて良かったですワ。

 

ですが、市内(人口13万人くらい)ではいくつかアジア人差別の案件が報告されているようで、犬を散歩させていたアジア系カナダ人が知らない男の人に「自分の国へ帰れー!」と言われたとか、散歩をしていたアジア人カップルが唾を吐きかけられたとか、聞くので一応用心はしています。

 

同じカナダでも、大都市だとまた規模が違ってきます↓

www.ctvnews.ca

 

話は変わりますが、Black Lives Matterの運動はもとより、カナダの先住民族への対応や、いわゆるマイノリティと呼ばれる人々への関心が高まってきていると感じます。

いや、もとから意識は高かったのかもしれません。カナダに来てすぐ参加した留学生向けのプレゼンでは、初っ端のスライドで「私たちがいる〇〇市は、もともと先住民族の▲▲と◇◇の土地であったところに築かれており・・・」と始まり、あまりの唐突さに唖然としましたが、後から思えばなぜあのスライドから始めたのか納得しました。

どこの国にも差別はきっとあるけど、マイノリティの人々を少なくとも認めようとしている姿は素敵だと思います。街中を歩いていても暴力的な場面に遭遇することはほぼ無いし、散歩していても挨拶をすればたいていの人がにっこり返してくれる、カナダは住みやすい良い国だと思いますよ。

 

自転車レーンはしっかり設置してほしいけどね、やれやれ。