中間テストと選挙

秋も深まってきた今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。

一昨日午前中に中間テストが終わって、午後はのんびりしていたyareyareですが、カナダ国民は一日中モゾモゾ落ち着かない様子・・・

そうです!一昨日のカナダは4年ぶりの総選挙日だったのです!

 

政治のことはよくわかりませんが、期日前投票が過去に比べて多かったことや、自由党と最大野党の保守党がじりじり競っていたこともあってか、国民の関心も高い模様。道を歩いていても、紅葉に交じってあちこちの庭先に色とりどりの小さな旗が突き立てられています。

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政党と候補者の名前が書かれてあるのですが、それぞれの党で色が異なるため、道路は緑、赤、青、橙、紫と虹のようにカラフル。

 

アメリカ人の友達が「私がカナダ人だったら絶対〇〇党に投票するのに!」と叫んでいたり、テレビを見ると党首討論が流れていたりしたので、どんなことが議題に上っているのかチラと覗いてみました。環境問題、生活を圧迫する高い税金、ファーストネイションズやイヌイット、メティなどと呼ばれる先住民への対応に、移民の受け入れ問題などなど。ふーん。

私は移民ではありませんが、一外国人として移民問題は気になるところ。見てみると、移民の受け入れに批判的な党は1党のみで、他の政党は比較的寛容でした。んー、まあ多くのカナダ国民がもともと移民だったので、自分のアイデンティティを考えるとなかなか強く言えないのかも。

 

カナダでは、外見からアジア人やインド人などの外国人かと思って話しかけると、北米訛りバリバリのトロントっ子だった!ということがままあります。公用語も2つあるし、多文化や人種を尊重する生活が染みついているのでしょう。

でも「異文化交流が盛んか?」と訊かれると、ちょっと違うような気もする・・・。「あなたはフランス系?イギリス系?」「私はインド系!」という話題で盛り上がりません。当たり前すぎるし、あまりにも幅広くて違うからなのか、お互い干渉するよりみんなうまく棲み分けているといったほうが的確かも。

 

昨朝起きて見てみれば、選挙の結果も地区ごとにけっこうバラバラで「カナダは崩壊した!」という声もあれば、「いや、ここから私たちは前進するのよ!」という声もありました。

混沌としたこの国でこれから先どんな日々が訪れるのか、ワクワクドキドキ。ちょっと楽しみです。