ベテラン4人組

みなさま、こんばんは。筋肉痛のyareyareです。

先日、近くの川で一人乗り用のカヌーを漕いできました。

 

4人のベテランおじいさま方と、超初心者の私という不思議な組み合わせ。往きは上流へと向かい、帰りは川を下ってくるいつものコース。皆ベテランなので私のペースに合わせてくれます。肩の筋力トレーニングかと見間違う程の勢いで私は漕いでいますが、おじさま方は何の苦も無く、実に優雅にカヌーを操作しています。暇なのか、親切に横からイチイチ指図してきますが、頭ではわかっていてもなかなかできない。なんでそんなに簡単に漕げるの??

力の半分を出し切ったところで休憩場所に辿り着き、岸辺でお菓子をつまみながら一休み。おじいさんの一人が「これを食べてエネルギーを蓄えよ。」とチョコを恵んでくれました。うしし。その後あんな悲劇が待ち構えていようとは・・・。

 

帰りは川の流れに乗って漕ぐので、自然とスピードも上がり、特に川の真ん中は端に比べて流れが速く波も高いです。私みたいな超初心者だと、ボートの横腹に波を受けて転覆してしまうので川の真ん中は避けたいのですが、なぜか気が付けばいつも川の真ん中へ真ん中へと向かってしまう私。まあでも通り過ぎる船もいないし、流れが速いので腕力を使う必要もなく、「楽ちん楽ちん、わははー!」と、余裕で漕いでいました。

そんな中、突然どこからともなく前方に現れた2隻の中型船。続けざまに私の横を通り過ぎて行き、あろうことか風も出てきて、気が付けば遠くから押し寄せる波の数々。「あれ?なんだか波の上が白いぞ?これはひょっとしたらマズイのでは・・・。」と思うも時既に遅し。前方左右からぐんぐん近づいてくる高い波の山々。わわわ!避けるには遅すぎるし、左右から来ているので、どちらの波に船先を合わせたらいいのかわからない!ガー!

頭の中はパニックになっていましたが、ちゃんと目の片隅で見えていましたよ。ベテラン4人組の1人は「ワシ、波嫌いやもーん」と岸の方へそそくさと向かい、もう1人は「ヒャッホーイ!」と叫び声を上げながら波に向かって突進し、残る2人は私の周りで「とにかく漕ぎ続けろ!」と指示を出しながらキャピキャピ楽しんでおり、私だけ必死になって波と格闘していたのでした。はー、づがれだー。でも川の流れに乗ったおかげで、往きの2,3倍の速さで無事帰還できました。やれやれ。

「川の真ん中が好きな初心者」というレッテルを貼られました、ハイ。水没させる恐れがあるので、カメラは持ち歩いていません。写真ありません、あしからず。